ケールの作り方


栽培地

新しい開こん地か、一年以上下肥を使っていないところがよろしいかと思います。日あたり、水はけ、風通しのよいことが大切です。一日6時間以上日のあたるところで、陰は不適です。風通しがよくないと病虫害をうけやすいです。水はけが悪いと土壌の空気の量が減り、根の発育が悪くなります。畝を高くしたり、排水溝を設けることが必要です。


土つくり

石など取り除き、土をなるべくこまかく砕き、深く耕します。十分下記の肥料を混ぜ込みます。堆肥を作ったり手に入れるのもなかなか大変なこともありますから、草や落ち葉、わら切れ、海草、台所のごみ(よく腐らせたものがよい)などを混ぜ込むのもよいでしょう。


播種

春の彼岸ごろから晩秋までいつでもまけます。一年中とるには、当地(瀬戸内地方)では(土地の条件によって違いましょうが)三〜四月、六〜七月、八〜九月、十月中〜下旬の四回まきます。


苗つくり

苗床にうすくまき、かけ土はごく軽くします。かけすぎると発芽しないことがあります。とくに雨の多い時期には種をふりまいておくだけの方がよく、土をかけるとかえって失敗することがあります。密生したら適宜移植(仮植え)します。


定植

10〜15センチになれば定植します。株間は50〜60センチと十分にとります。


挿し芽

ケールはわき芽がよく出ますので、それを折ってさし芽にすれば、便利です。

成長

遅めで、葉がとれるようになるには3〜4ヶ月かかります。挿し芽は早く成長します。春まきでは、6〜7月ごろになって大きいのがとれるようになります。


肥料

腐熟した堆肥を主にします。鶏糞(質の良くないものは避ける)、油粕、石灰(炭酸カルシウム)、魚粉、木灰などを用います。化学肥料は使わないようにしてください。


害虫

ケールは寒さ暑さには強いが梅雨の多雨期にベト病によくやられます。やられたものはもう助からないので、抜きとって焼き捨ててしまうしかありません。水はけ風通しを良くするように注意します。ケールは味がよく、また農薬も使いませんから、害虫が実によくつきます。あぶら虫(アリマキ)は成長を妨げますし、青虫は葉っぱを穴だらけにします。こまめに見回り早めに駆除してください。


植え継ぎ

植え継ぎ 若いものは勢いがよくて、寒さにもベト病にも強いので、できれば次々に種まきし、植え継いでいくのが安全です。専門の農家では毎月種をおろし、いつも苗をきらさないようにしています。


健康な土つくり

健康のもとは健康な食べ物にあり、健康な食べ物のもとは健康な農耕にあり、健康な農耕のもとは健康な土つくりにある。つまり健康な土つくりこそは健康の根本。健康な土壌に育てられた農作物と、そこで飼われた畜産物とによってのみ、はじめて本当の健康は約束される。そして健康な土つくり=地力の恢復の根本は、深耕と堆肥・緑肥の施用、あるいは客土にあり、化学肥料や農薬の乱用は、これに反する。 -遠藤仁郎博士による-


青汁レシピ
青汁の作り方
ケールの作り方

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